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シミュラクラ現象と顔のお絵かき遊び

人類すべてのDNAに刻まれている、もうひとつの能力は、

シミュラクラ現象 Simulacraと呼ばれる脳の働きです。

ヒトの脳には、

3つの点や短い線などが逆三角形に集まった図形

が人の顔に見えるようなプログラムがなされている。

だから、幼い赤ちゃんでも、単純な丸を三つ描いたお面みたいなのを見せると、それなりの反応を見せるんですね。

あと、よくあるのは、心霊写真。

全部が全部そうだとは言わないけれど、ほとんどは、たまたま写りこんだ光の点とかが偶然逆三角形に構成されてるのを、幽霊の顔だと判断してしまってるのかも。

 

それに、シンプル系の顔文字なんかもそうですね。

(´・ω・`) これなんかはちょっと複雑?(笑)

ヽ(´▽`)/ こっちのほうがシンプルか。。。・

 

ま、いいんだけど(笑)

このシミュ楽ら(こんな変換されましたけど、これもありだな)は、私たち人間が、相手の顔の表情から感情や意図なんかを読み取るのに、ごく日常的に重要な役割を果たしてくれています。

 

ところが、文明社会に生まれ住んでる人たちのなかに、この機能が充分働かなくなってる人たちが増えてきています。

 

ね、わかってきたでしょう?

一昨日のようなお絵かき遊びも、実は精神の働きに対して大きな意味と効果をもちうるものなんです。

グリーンマン

昨日の枯葉画像のモーフィング遊び、単純すぎて面白くなかったでしょうか?(笑)

ただ、人間が生まれながらにしてもっている感性のいくつかが、ここから見えてきます。

 

その一つは、「グリーンマン」と呼ばれる、中世ヨーロッパの図像です。

Wikipediaから引用してみましょう。

 

グリーンマンGreen Man, Greenman)は、中世ヨーロッパの美術に現れる、葉で覆われた、あるいは、葉で形作られた人頭像である

 

ネット検索(グリーンマンとカタカナだと、とんでもないキャラが出てくるので(笑)、ぜひ英語でgreenman をキーワードに)して画像タグをクリックすると、実例がたくさん出てきますが、ほとんど同じパターンですね。

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グリーンマンという呼称自体も現代になってからのもので、それに関する神話伝説もほとんどないようです。

ただ、

キリスト教がヨーロッパに布教していく過程で、植物など、他の土着宗教のシンボルを文様として取り込んだ。

というのがポイントで、自然宗教的な要素のシンボルのひとつともいえる。

ヒトはもともと森の民でもあった。

その太古の記憶は、人類すべてのDNAに刻まれているものの一つといっていいでしょう。

 

 

 

落ち葉でアート遊び

晩秋ですね。

我が家のささやかな庭にも、毎日のように落ち葉が散るので掃き掃除をしています。

でも、枯葉って、けっこうきれいなんですよね、色的にもフォルム的にも。

一昨日のCGアートの元も、単に掃き集めた枯葉の山を写しただけのものでした。

 

で、今朝はまた違うアート遊びをしてみましょう。

ということで、その元になる素材をちょっと集めてみました。

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ちょっと並べ替えてみましょう。 

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 顔っぽくしてみました(笑)

 

これを、CGソフトで変形してみると…

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わを!

( ╬◣ 益◢)y━・~こわいですねー(笑)

 

というふうに、遊ぶこともできます。

 

号外:カルロス・ゴーン逮捕…

昨日に続いて今日もカルロス・ゴーン氏のニュースでもちきりですが、

氏も2004年春に藍綬褒章を受章していたのですね…。

けれど、もし罪状が確定すれば、その藍綬褒章も剥奪か、と。

 

ここんとこちょくちょくお話しているように(笑)、

私の父も(今年の秋の)藍綬褒章受章者の一人ですが、

はっきり言って資産もなく、絵画作品も(ちょっとどうかと思うほどの)リーズナブルな値段で、買っていただくと画材の足しになると喜んでいるぐらいの人。

カルロス氏とは大違いです。

 

でも、がつがつと強欲さを発揮して

結果を出しただの成功者だのといって、

世間の表舞台にしゃしゃり出てきたり、

TVCMで下手な善人を演じたりしている(笑)ようなダサい連中よりは、

無名でも貧乏でも、自分の役割を誠実に果たしていくことをなによりもたいせつにしている人々のほうがずっといいですね。

いえ、私自身二十代を通じて簡易テントをかついで日本全国を徒歩旅していろんな人たちと出会ったりお世話になってきた経験からして、世の中、無名な人々のなかにこそ、超有名な人々よりはるかに優れた能力や感性をもった人々がいると断言できます。

だから私なんかは表舞台に出るのは恥さらしだと思ってます。(笑)

 

「分を守る」

というのは封建的な身分制度の制約としか思われなくなって、

だれもがいっぱしの人物面をするべきだ、みたいな風潮は

さもしくてみっともないと、ずっと思っています。

勝ち組だの、成功者だの、どうでもいいじゃないですか。

ひとを蹴落としたり、カットしたりして、自分が勝とう、成功しようなんて、無様すぎるし…。少なくとも尊敬する気にはなれない。関わりたくもない、みたいな。

 

ちなみに、カルロス・ゴーン氏の顔はずっと嫌いでしたし、今でも嫌いです。

だれも私に好かれようが嫌われようが気にしないとは思いますが(笑)

 

iNature Art セラピー

昨日のCG作品をさらにコンピュータで描き変えてゆくと…

 (原像をパレットとして使うという感じでワープさせてます)
たとえば、こんな感じの絵ができます。

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これ以外にも、いろいろな変形手法がありますが、

かなり自由度が高いため、

正直言って、どこで止めるべきかがむずかしかったりする。

ここからさらに単純化していく方向もあるし、

さらに具体的な絵にしていくという方向もある。

 

私はこういった自由なCG画を、メンタルセラピーにも使っています。

ただし、心理学のロールシャッハテストみたいなのではなくて、

むしろ、自分のなかに潜んでいる

創造性や想像力を復活させたり、活性化させたりする

ための刺激的な「よすが」として見てもらう。

つまり、この「絵」のなかになにが見えるか(全体的でも部分的でもOK)、なにを感じるかといったことを、言葉でもいいし、本人の絵や色彩でもいいし、音楽や歌でもいいから、アウトプットしてもらうのです。


このインプットから脳内処理を経てアウトプットまでの

脳・手・指・耳などの働き・行動が、脳を全体的に活性化して、心の底からいろんなことを味わったり楽しんだりできるようになっていくわけです。

 

 

 

 

iNature Art教室

自然絵画教室もいいんだけど、これから寒くなりますよね。

では、季節を問わず快適に楽しむには?

屋内でしょうね、やっぱり(笑)

 

ただ、屋内ばっかりだと、外の空気、風、香り、太陽の温かみや、空気の冷たさ…といった自然の要素と隔絶しちゃってて、たいせつな感性の質が落ちるし、発想も偏ってしまいがち。

 

そういうこともあって、私自身は外で観察したりスケッチしたりして、屋内でそれをCG(コンピュータ・グラフィック)で絵に仕上げて楽しんだりしています。

たとえば、こんなふうに…

 

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 (これはスケッチといっても写真をベースにしたので特に簡単モードです(笑))

このブログの読者の方々でも、そういう愉しみ方をしている人もいるはず。

また、やってみたいと思ってる人も多いのではないでしょうか?

 

読者のみなさんからのリアクションがあると、もっと楽しくなるでしょうね、きっと。

 

自然絵画教室@印西

印西市は、里山が豊かな土地としても有名ですよね。

里山というのは、深山に対する言葉で、
人の居住地に隣接していて、
人間の生活の影響を受けた生態系が存在する山
(というより森林丘陵)のことです。


画家の父がこの地に住みたがっている理由のひとつが、
まさにこの豊かな里山の存在です。
ここで自然絵画教室的なことができたら…。

老若男女問わず、自然のなかで絵を描くというのは、

心身にとても優れた効果があるし、

なによりも時間を忘れて楽しめますよね。

 

父は長年、矯正施設で絵画講師を務めてきました。
法務大臣からの表彰や藍綬褒章受章もその関係です)
そして、犯罪や非行といった反社会的な行為を犯してしまった人たちも、絵画の楽しさに目覚めると、文字通り人が変わったように好い精神状態になっていく。
その事実を身を持って経験してきただけに、広く一般の人たちにもそれを味わってもらえたらいいなと願っているようです。

一方、息子の私のほうは、実生活や人生に悩みを抱えた人たちの精神的なカウンセリングをしてきました。
その経験を通じて、絵画や音楽あるいはダンスといった広い意味でのアート・セラピーと、言葉によるカウンセリングとを組み合わせることで、意外なほど大きな効果があることに気づかされました。

このあいだ電話で父にその話をすると、ぜひそれを原稿にしてほしい、講演にも使いたいからと言われました。

 

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これはひと月あまり前の、草深の森の風景です。

今は紅葉して落葉が始まっているはず。
刻々と変化してゆく生命と風景。

木々に囲まれた里山の空気のすがすがしさとフィトンチッドの効果。

一日もはやくこういうところで、父が自然絵画教室を開けるようになったらいいなと思います。