怒りとお友達になる方法 その2
ネットで「怒り」をキーワードにして検索すると、
アンガー・マネジメント的な記事がぞろぞろでてきます。
怒りをコントロールするノウハウですね。
それはそれで結構なことだと思いますが、
メンタルアドバイザーとして、
一応そういうのもありますよと紹介すると、
クライエントによっては苦笑する人も少なくない。
なんだか昔流行ったモチベーションなんたらトレーニングみたい…と。
言ってることは正しいっぽいし、効果もあるかもしれないけれど、
趣味の問題ですね。人それぞれセンスが違うし。
たとえば、フーテンの寅さんが、アンガー・マネジメント講座をみっちり受けて、とってもジェントルな人になったとしたら? そんな映画、面白くもなんともないでしょ?
人間、怒り方にも個性があるし、そこがまた人間同士のあじわいだったりもする。
そういう視点をアメリカ流のハウツーものやその亜流に期待することは難しいですね。
怒り方も個性のひとつ。
そして、怒りという感情そのものも、ひとつの「人格」なんですね。
つまり、あなたが怒っているとき、そこには別の人格が動き出してるわけです。
その「怒り」という名のパーソナリティとお友達になるにはどうしたらいいか?
これはハウツーじゃなくて、わざ(技、業)です。