怒りとお友達になる方法 その6
脳科学関係の説によると、
怒りのスイッチは脳の扁桃体(へんとうたい)
という部分にあるそうです。
扁桃というのは、アーモンドですけど、
そこんとこの神経細胞の集まりの形が似てるからそう名付けられたんですね。
この扁桃体は、情動的な経験の記憶形成と貯蔵をつかさどっている。
特に危険察知とか恐怖という経験は、その後も自分の身に起きた場合いち早く対応する必要があるから、深く記憶に刻み込まれ、非常に素早い反応が起きるようになる。
ただし、ちょっとした類似経験でもこのスイッチが入っちゃうことがある。
ここが問題なんですね。
怒りにはパターンがある。それも、人それぞれ。
なぜなら、この脳のメカニズムが働いているからです。
以前にも書いたように、怒りがわいてくると
アドレナリンが分泌されます。
これは全身にストレス反応を起こすので、私なんかは非常に不快です。(笑)
心拍、血圧、呼吸数なんかが増えたり、血気盛んになったり、嫌な汗が出たりする。
すべて自律神経系の反応です。
ところがまたまた困ったことに、
この自律神経系の異変を扁桃体が感知すると、さらにアドレナリンを分泌させちゃう。こうして、怒りの感情がエスカレートしていくわけですね。