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共有経済って何?

前回は、長すぎて読みにくかったでしょう?

すみません。今回からは少し抑えめにメリハリをつけながら書いてみます。

 

さて、前回お話しした「信頼関係経済」の一例としては、

ヨーロッパで急速に広まっている共有経済が有名ですね。

その中心地の1つがオランダでは、ありとあらゆる日用品を無料で貸し借りするシステム頑張って整っている。

2010年代初頭にアムステルダムから始まったムーブメントです。

一昨年の統計によると、人口の5%にあたるおよそ40,000人が登録。

2015年に貸し借りされた品物の総額はおよそ10億ユーロにも上り、前年の五倍。

というふうに、すごい勢いで広まっている。

 

オランダではもっともポピュラーな乗り物である自転車はもちろんのこと、自動車もシェア。日常的なシェアとしては、食事のお裾分けシステムがあって、これは材料費程度の対価を支払うことになっているようです。

 

このシェアシステム、もちろん日本などでも普及し始めてはいるけれど、ちょっと事情が違う。

「ああいうシステムを使って儲けることもできる!と気づいた起業家たちが、それをビジネスモデル化していっているだけで、市民的な盛り上がりは(のちに言及する一部都市部でのシェアハウスを別にすれば)あまりない。

つまり、起業家たちの思惑に反してオランダほどの広がりはみられないし、このまま商売ベースのままだと、たぶんこれからもそんなにメジャーな産業にはならないでしょう。

それはなぜかというと、昔の日本には広く深く根付いていたはずの信頼関係が薄れてきてしまっているからではないかと思います。

 

だから、一つのモデルとしてここ印西市アムステルダムのシェアシステムを参考にした独自の信頼関係経済をつくっていてはどうかと思って、このシリーズを書かせていただいてます。