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時間>おかね

「人生のすべてを市場経済に委ねてはいけない。あなたが何かものを買うとき、それはお金で買っているのではなく、お金を稼ぐために費やした時間で買っているのです。かけがえのない人生を大切にしてください」
        ホセ・ムヒカ大統領 (日本の若者向けの講演会での発言)
 
私自身は特にこの人の崇拝者でもなんでもありませんが(笑)
この発言はドンピシャですね。
どうも資本主義社会に生まれ育った人たちは、生活コスト=お金というドグマに縛られすぎているような気がします。
生活コストというのは、時間そのものなんですよね。
それは、ミヒャエル・エンデの『モモ』なんかにも上手に描き出されている。
 
買わずに済ませれるものは、極力買わない。
なぜなら、それだけ自分のかけがえのない時間を切り捨てているようなものだから。
だけど、買ったほうが時間節約できるものは、なるべく買いいたいですね。
ただ、その兼ね合いが難しい。
ぽんと買って済ませたら、それを作ったり工夫したりする楽しさや充足感を知らないままで終わってしまうかもしれない。
いまどきのゲームなんて、みんなそういう感じがします。
おもちゃはもちろんのこと、ゲームも自分で作ってましたから(笑)
おもしろいですよー。
仕組みやルールも自分で作っていくんだから。
いわば、そのゲーム世界の神様になれるわけです。
出来合いのゲームの達人を神呼ばわりする人たちも少なくないみたいですが、ああいうのとはまったく話が違う。
他人がつくったものをどれだけ上手くやったところで、所詮どこまでいっても他人の世界(ゲームメーカーの世界)のなかでのことでしかないでしょう?
 
いま、日本でも小学校や幼稚園あたりからプログラミング教育をと大騒ぎしてますが、ほんとにプログラミングってわかってるのか疑問ですね。
プログラミング言語ひとつにしても、今後はどんどん変化していくでしょうし、わざわざ複雑怪奇な人工言語なんか頭に詰め込まなくても、シンプルにアプリをつくっちゃえるようになるはずですから。
 
大昔の話になりますが、キーパンチャーっていう最先端の仕事があったらしい。
わずかの間に消えちゃいましたが、コンピューターがまだ素朴な時代に、テープにパンチ穴を開けて動かしていたころの話です。
プログラマーっていうのも、そのうちキーパンチャーと同じ運命をたどるかもしれませんね。
 
 
なにを言いたいかというと(笑)
無駄な(虚しい)努力というか、人生の時間の損になるような頑張りもあるのだということ…かな?
 
                  印西次郎でした。