印財通貨講座 １

「時間通貨」という地域通貨があります。

スイス発信ですが、世界中に広がっています。

人のために使った時間がポイントになるというシステム。

主にネット上でのリアルタイム情報提供（レシピやノウハウなどの教示）に使われているようです。

ただ、「時間通貨」の場合は、誰がどんな形でどんな情報を提供しても、みんな同一の評価なんですね。

そこのところにちょっと疑問を感じる人も少なくないでしょう。

その点、印財通貨では、何かをしてもらった人の「感謝」度の「印」がポイントとなるように設定します。

つまり、既存の貨幣通貨のように、誰が売買しても同じ値段みたいな雑な価値ではなく、ある人にとってはとてもありがたいことは、それなりの価値をもつという発想です。

逆に、世間でどんなに価値あるものと信じられていても、ある人にとっては無価値なものも多いですよね。

このことが、貨幣価値の非人間性の元凶になっていると、私は考えています。