ソーラーシェアリング
私たちは今、より効率がよく自然環境に親しいソーラーシステムを考えているところです。
その出発点が、昨日ちょっとふれた光飽和点の原理です。
その方策には大きく分けて二つあります。
1)今すぐにでもできる応用策
2)今後開発してゆくべき先進の応用策
1)の代表が、ソーラーシェアリングと呼ばれている方法です。
「ソーラーエネルギー」を、農作物栽培と太陽光発電とで「シェア」するわけです。
よく見かける大量の太陽光パネル設置場所では、地面を更地にしてしまってるでしょう? あれは非常にまずい。実際、水害や地滑りという大災害を招いている例もすでにあるでしょう。
そもそも、あの方式では自然保護とは逆行することになってしまう。
なぜなら、ソーラーパネルの下が不毛の土地になってるからです。
低すぎるんですね、パネルの位置が。
その点、ソーラーシェアリングだと、パネルの下側にも農作物やお花や草なんかも生かすことができる。
思い出してください。
植物の種類によって、光飽和点は異なるのでしたね。
なにを繁殖させるかによって、ソーラーパネルの高さの設定を変えればいいのです。