グリーンマン
昨日の枯葉画像のモーフィング遊び、単純すぎて面白くなかったでしょうか?(笑)
ただ、人間が生まれながらにしてもっている感性のいくつかが、ここから見えてきます。
その一つは、「グリーンマン」と呼ばれる、中世ヨーロッパの図像です。
Wikipediaから引用してみましょう。
グリーンマン(Green Man, Greenman)は、中世ヨーロッパの美術に現れる、葉で覆われた、あるいは、葉で形作られた人頭像である
ネット検索(グリーンマンとカタカナだと、とんでもないキャラが出てくるので(笑)、ぜひ英語でgreenman をキーワードに)して画像タグをクリックすると、実例がたくさん出てきますが、ほとんど同じパターンですね。
グリーンマンという呼称自体も現代になってからのもので、それに関する神話伝説もほとんどないようです。
ただ、
キリスト教がヨーロッパに布教していく過程で、植物など、他の土着宗教のシンボルを文様として取り込んだ。
というのがポイントで、自然宗教的な要素のシンボルのひとつともいえる。
ヒトはもともと森の民でもあった。
その太古の記憶は、人類すべてのDNAに刻まれているものの一つといっていいでしょう。