「生き様」って何だろう?
かつて、「生き様(いきざま)」という言葉がはやったことがあります。
もともと日本語にはなかったのだけれど、「死にざま」という昔からある言葉に対して、前世紀の終わりごろにつくられた造語だそうです。
広辞苑によると「自分の過ごして来たぶざまな生き方。転じて、人の生き方。」というふうに、もともとはあまり見事とは言えない生き方のことだったのですね。
そういえば、「俺の生きざまを見ておけ!」などと粋がってる人は、自己満足もいいところで、実際みっともないと思うのは私だけでしょうか?
だいたい、見事な生き方というのは、ひとに見てもらうためのものではない。
自分自身で納得できる、そして心から「生きていてよかった」と思えるような生き方でしょう。
途中経過の「生きている様子」は、自分には見えないものかもしれませんね。
「俺の生き様」なんて、ただのこだわりや思い込みだったりして…。(笑)