木で楽しむ仲間展(1)
ジョイフル本田千葉ニュータウン店の2階に広がるジョイフルー2は、アートとクラフトの専門店。
ごく一般的な筆記具や文具類をはじめとして、子供向けの工作キットやポスター類から、絵画や手芸用・陶芸などのクラフト素材各種まで、とっても豊富な品揃え(宣伝文みたいになっちゃいましたが(笑))。
そのフロアのちょっと奥まったところにある
ギャラリーで開かれている(7月25日~8月7日)
木で楽しむ仲間展
を訪ねてみました。
まず出迎えてくれたのが、この木製カラクリタワーと、その製作者・石丸佳伯さん。
写真そのものもうまく撮れてないんだけど(すみません)…、
石丸さんは、まず不本意にもこの木製ケースに入れて展示しなければならなくなった経緯を説明してくれました。
「子供がね、壊しちゃうんですよ、こうやって手をかけて…。だからケースに入れたんだけど、ほんとは嫌なんです、仏壇みたいで…」
なるほど…とうなずきつつ、別の角度で、今度はフラッシュオンにしてパチリ。
う~む、寄りすぎだな…。
でも、わかるでしょ? すごい細やかな細工。
このレール、すべて木製手作り。三枚の薄い板を曲げて張り合わせて作られたもの。
ここを直径5ミリぐらいかな、ボールベアリングが転がり落ちていくという仕掛け。
転がり落ちてきたボールベアリングは…、
このように小さなハンドルを回すと、塔の中に仕込まれた螺旋状のスプリングによって、てっぺんへと上昇していき、再びレールを転がり落ちてくる。
実に精巧なカラクリです。
ちなみに、ダークブラウンの物体は流木。
造形としても十分楽しめる作品ですね。
「どこかエッシャーの不思議なタワーの絵みたいですね」と言うと、
石丸さんはにっこりうなずいてくれました。