光飽和点の原理を活用すれば自然は守れる
地球上に植物がいなくなったとしたら?
太陽エネルギーを食料や酸素のある大気に変換してくれる者がいなくなるので、動物も私たち人間も生きてはいけなくなります。
その太陽エネルギーを私たちが生きていくための必須物質と環境に変換してくれているシステムが、植物の光合成ですね。
だから、本当はこの光合成システムを今の電力パワーシステムに代わるものとして創り上げることができれば最高かつ理想的なんだけど、今の人類にはそれだけの叡智も技術もありません。
それどころか、そこのところにシビアな問題意識をもっている専門家もほとんどいない。
それだけに、我々が中心になって今後もっともっと光合成のメカニズムとその応用を真剣かつ大規模に研究していく必要がある。
そういう意味でも自然保護というのは、人類の未来に直結する必要不可欠なタスクなのです。
とはいえ、実際にどうするのか?
今の印西市のように、せっかく自然環境が豊かに残っているのに、なし崩し的に宅地化が進む一方では、いずれ自然環境も破壊されてしまう。
そこでキーワードとなるのが、光飽和点。
中学校でもすでに習っているはずですが、一応ネット上の「世界大百科事典」内の説明を引用しておきましょう。
光の増加とともに光合成速度は速くなるが,ある程度以上光が強くなると,光合成速度は飽和状態に達し,もはやその速度は光の量とは無関係になる。このときの光の強さを〈光飽和点〉,光合成速度を〈飽和光合成速度〉と呼ぶ。 〈光補償点〉〈光飽和点〉〈飽和光合成速度〉は,植物の種によってきまっているが,一般に陽樹のほうが陰樹よりすべての値が高いのがふつうである。
思い出しましたか?(笑)