「珈琲屋 カフェモカ」を見習って その1
昨日深夜、テレビ朝日「ソノサキ」で、
袖ケ浦市長浦にある珈琲屋 カフェモカが
紹介されてましたが、今月末をもって閉店とのことで、
とても残念かつ寂しいです。
マスターの石井勝美さんと奥様の人柄もさることながら、
店の皆さんがとてもお客さんを大事にしてくれている。
それもみんな石井さんの教えのおかげなのだそうですが、
その動機を知って、心から拍手したい思いでした。
石井さんが子供だったころ、お母さんに連れられて
都会のデパートの食堂へ行ったときのこと、
田舎暮らしのお母さんには、そこでの注文のしかたがわからなくて
おろおろしながら店員さんに訪ねると、
「食券を買ってください!」とぶっきらぼうに言われた。
それが子供心にもやりきれなくて、お母さんのこともかわいそうで、
よし、自分はお客さんをたいせつにする店をつくろうと決心され、
実際に四十年にもわたってそれを実現実行されてきたとのこと。
これなんですよね…。
「お客さんに落ち着いて食事を楽しんでほしい」
こういうお店が一軒でも多くあると、大げさみたいだけど、
人生もほっこり豊かになるし、人間っていいなぁと思える。