アウトサイダー・アート
って聞いたことありますか?
Wikipediaをひいてみると、、、
アウトサイダー・アート(英: outsider art)とは、西洋の芸術の伝統的な訓練を受けていない人が制作した作品であるが、アートとして扱われているものを指す。
どういうのがアートで、どういうのはアートじゃないの?
となるとまた問題がややこしくなってきますけど。(笑)
こうしたアート概念を最初に提示したのが、
アール・ブリュットというものでした。
フランスのジャン・デュビュッフェが1945年にアール・ブリュット(生の芸術)と呼んだ、強迫的幻視者や精神障害者の作品は、1967年にパリ装飾美術館にて初めて展示され公的に認知された。
日本人にも世界に認められたアール・ブリュットのひとたちがいますが、世界に認められてないし日本でもあまり知られてない人もいます。
ただ、共通しているのは、ある特定のテーマにすっごくこだわった絵を次から次へと描いていくというタイプと、同じ絵を何度も描いたり、塗り重ねたりしてゆくというタイプがいるということかな。
いずれにしても、多数派の人たち(いわゆる普通の人たち)よりもはるかに特定のアスペクトへの執着が強かったり、洞察が深かったりするんですね、
いわば、適当に済ませることができない。
別の見方で言い換えれば、適当に済ませてしまえないほど大切に思っているのでしょう。
ただ、私はこういう要素は誰にでもあると思っています。
どんなに絵画の訓練をされた人でも、みんなアール・ブリュット的な要素をもっているんです。
たとえば、三越の包み紙のデザインで有名な猪熊 弦一郎氏なんかは、奥様に先立たれた後半生それで通しておられたという面もあるといえるでしょう。
猪熊氏はずっと亡くなられた奥様の面影を追い続けられたのでしょうね。
そして、さまざまな奥様の表情を並べて描いたりされてるんだけど、どのお顔も子供の絵のようなシンプルさをもっています。